「JAPAN SHOP 2021」が開催されました

JAPAN SHOP 2021 当協会出展ブース
2021年3月9日(火)~12(金)東京ビッグサイトにてJAPAN SHOP 2021が開催され、当協会がブース出展いたしました。
また、会期中の9日(火)には、当協会 岩崎理事と水口理事が対談セミナーを開催いたしました。

コロナ禍において、会期中は入場制限があったものの4日間で延べ約4万人の方にご来場いただき「ガーデンセラピー」の普及・啓発に努めました。展示会のご来場者は、主に建築士・店舗デザイン・インテリアデザインなどに携わられている業種・業界の方々ですが緑のある空間、自然を感じられる空間に対する意義へのご理解や、ガーデンセラピーの効果について説明し、多くの方に「参考になった」「とても有意義な活動」といった声をいただきました。

JAPAN SHOP 2021 当協会出展ブース
JAPAN SHOP 2021 当協会出展ブース
JAPAN SHOP 2021 当協会出展ブース
JAPAN SHOP 2021 当協会出展ブース

9日(火)に開催されたセミナー「人が安らぐ空間作りのためのグリーンデザイン-効果実証と事例紹介」では、当協会の岩崎理事、水口理事が対談形式でご登壇いたしました。
セミナーでは、冒頭に岩崎先生よりコロナ禍における世界中の現象として、公園や緑が求められたこと、なぜそのような行動変容が起きたのかについて岩崎先生が以前より研究されていた「公園浴」でのストレス低下に関する研究結果(エビデンス)と、植物がどのようにストレスを軽減するのか、そのメカニズムとエビデンスをお話しいただきました。そして、「店舗経営において緑の健康効果をどのように活用するべきか」、という課題に対してSDGsの取り組みとして健康・福祉の観点から一般の人の心をつかむ緑を活用することの提案と、「どのように緑を店舗デザインに取り入れるべきか」をそのエビデンスと共にご説明いただきました。また、水口理事よりアメリカでは健康をつくる空間の指標である「WELL認証」についてお話しいただきました。WELL認証では、植物の有用性だけでなく、光・水・人の運動などさまざまな項目でのエビデンスも必要項目とされており、水口理事が空間デザインに携わっているクリニックでの事例、バイオフィリックデザインについて紹介いただきました。そして、岩崎先生より「自然感」を意識した空間のデザインや、緑を取り入れる際の考え方として「量よりも質」を意識することの提言がありました。

セミナー風景
セミナー風景

当協会では、今後も理事・事務局が一丸となって、「ガーデンセラピー」の普及・啓発に努めてまいります。
会員の皆さまにおかれましても、ぜひご協力いただけますと幸いです。

 

<文責>
一般社団法人 日本ガーデンセラピー協会 事務局
E-mail : office@garden-therapy.org